タイの多くの公務員は、知識不足、経験不足、書類をよく見ていない、による認容却下が多くみられます。本当は認容されてしかるべきものなのに、係官が知識がないために「マイダイ」などど言ってきます。
その時の、却下理由も、知識がないために思い付きによるいろんな言いがかりをつけてきます。
例を挙げると、タイ大使館、領事館に新しく異動してきた人や研修生などが担当の係官になると、「トートー3はどこ?」などと言ってきます。
ここで「無いです。」と言うと完全却下になります。本当はokなのにです。
大使館のホームページには、「日本人にはトートー3は必要ない」と書かれてあり、窓口にも貼紙があります。
(注意)在国の大使、領事の判断により日本人でも必ず必要なところもあります。
努力しない、勉強しない、だから知らない。故にマイダイで済まそうという多くの人の国民性から仕方がない事ではあるのですが、いろんな場面でこのようなことが起こります。
しかし、行政には裁量権があり、司法もその部分には入っていけません。
ホームページにも「領事官は、必要と判断した場合、事前の通知なしに追加書類の提出、または申請者との面接を要求する権利を留保します。」
Consular officer reserves the right to require additional documents, or an interview with the applicant, as deemed necessary, without prior notice.
と、裁量権があることを明記してあります。
通常、行政機関は一定の幅で自由な判断・行動の余地を許容しています。これは日本国でも同じです。しかしタイの裁量権は一人一人が日本よりはるかに巨大な裁量権を持っています。ご注意ください。